世界金融政策動向(2010年07月現在)
対象各国の政策の大きな方向性を中心に記述しています。
<内 容> 現行政策金利・最近の動き
<対象国> 米国 カナダ 英国 日本 ユーロ圏 中国 韓国 タイ フィリピン インド インドネシア トルコ ロシア
ポーランド ハンガリー チェコ ブラジル メキシコ
国名 |
現行政策金利
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米 国 |
0~0.25%
6月23日:金利据え置き。08年10月8日の米欧6中銀緊急同時利下げ以降3回利下げを実施(08年10月:0.5%ポイント+0.5%ポイント、同12月:0.75%-1.00%ポイント)。今回、事実上のゼロ金利政策の継続を決定(for an extended period)。また、「信用プログラム」として実施してきた、MBS(最大1兆2,500億ドル)および政府機関債(最大1,750億ドル)の買い入れは、予定通り10年3月末で終了。TALF(ターム物資産担保証券貸出制度)新規発行のCMBSを担保とする貸出に限定。5月10日:FRB、ECB、BOE、日銀、カナダ中銀、スイス中銀が米ドルのスワップ協定を再締結。期間は11年1月まで。
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カナダ |
0.50%
6月1日:0.25%の利上げ。前回の利下げ局面では、08年10月8日の米欧6中銀緊急同時利下げ以降6回、計2.75%ポイントの利下げを実施(08年10月:0.5%ポイント+0.25%ポイント、12月:0.75%ポイント、09年1月:0.5%ポイント、3月:0.5%ポイント、4月:0.25%ポイント)。
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ユーロ圏 |
1.00%
6月10日:金利据え置き。1.00%はユーロ導入以来最低水準。また、限界ファシリティー金利は1.75%、預金ファシリティー金利は0.25%で据え置き。08年10月の米欧6中銀緊急同時利下げ以降4月まで7回、計3.25%ポイントの利下げを実施(08年10月:0.5%ポイント、同11月:0.5%ポイント、同12月:0.75%ポイント、09年1月:0.5%ポイント、同3月:0.5%ポイント、同4月:0.25%ポイント、同5月:0.25%ポイント)。5月10日:一部ユーロ加盟国の国債購入を開始。
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英 国 |
0.50%
6月10日:金利据え置き。08年10月の米欧6中銀緊急同時利下げ以降09年3月にかけて6回、計4.5%ポイントの利下げを実施(08年10月:0.5%ポイント、同11月:1.5%ポイント、同12月:1.0%ポイント、09年1月:0.5%ポイント、同2月:0.5%ポイント、同3月:0.5%ポイント)。金利水準はBOE創設以来の最低水準。09年3月に、3ヶ月間で750億ポンド規模の資産買い取りを開始。同5月に買い入れ規模を1,250億ポンドに増額。同8月に1,750億ポンドに増額。同11月に2,000億ポンドに増額。
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日 本 |
0.10%
6月15日:金利据え置き。08年10月末に7年7ヶ月ぶりの利下げ(0.2%ポイント)を実施し、同12月に追加利下げ(0.2%ポイント)。金利政策以外の施策としては、現在、民間銀行(国際統一基準行14行)を対象とする上限1兆円の劣後特約付貸付(劣後ローン)の引き受け、国債買い切りオペの増額(月額1.4兆円→1.8兆円)、国債・社債・CPなど全ての日銀適格担保を担保とした金利0.1%、期間3ヶ月の資金の供給(20兆円程度)などを決定、実施している。
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中 国 |
5.31%(貸出基準金利)
08年9月16日、10月9日、30日に各0.27%ポイント、11月27日に1.08%ポイント、12月23日に0.27%ポイント引き下げ。
17.0%(預金準備率)
08年9月25日に引き下げ(1.0%ポイント)。その後、10月15日に0.5%ポイント、12月5日に2.0%ポイント、12月25日に0.5%ポイント引き下げ。10年1月18日、2月25日に、銀行融資の抑制等を目的として各0.5%ポイント引き上げ。10年5月10日、さらに0.5%ポイント引き上げ。
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韓 国 |
2.00%
08年10月以降、6度の利下げを実施。①10月9日:5.25%→5.00%、②10月27日:5.00%→4.25%、③11月7日:4.25%→4.00%、④12月11日:4.0%→3.0%、⑤09年1月9日:3.0%→2.5%、⑥2月12日:2.5%→2.0%。
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タ イ |
1.25%
08年12月(1.0%ポイント)、09年1月(0.75%ポイント)、2月(0.5%ポイント)、4月(0.25%ポイント)と利下げを実施。
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フィリピン |
4.00%
08年12月に利下げ(0.5%ポイント)に転じた後、09年1月(0.5%ポイント)、3月、4月、5月、7月(各0.25%ポイント)に利下げを実施。
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インド |
5.25%
08年9月半ば以降、金融緩和を実施。レポレートを08年10月から09年4月にかけて累計で4.25%ポイント(9.0%→4.75%)、リバースレポレートを08年12月から09年4月にかけて同2.75%ポイント(6.0%→3.25%)引き下げ。また、預金準備率は、08年10月から09年1月にかけて累計で4.0%ポイント(9.0%→5.0%)、法定流動性比率は08年11月に1.0%ポイント(25%→24%)引き下げ。09年10月、金融緩和の解除に着手し、法定流動性比率を09年11月に1.0%ポイント(24%→25%)引き上げ。預金準備率は、2月13日に0.5%ポイント、27日に0.25%ポイント、4月20日に0.25%ポイント引き上げ。政策金利については、3月19日、4月20日に各0.25%ポイント引き上げ(レポレート:4.75%→5.0→5.25%、リバースレポレート:3.25%→3.5%→3.75%)。
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インドネシア |
6.50%
08年12月に利下げ(0.25%ポイント)に転じた後、09年8月までの間に計9回(累計3.00%ポイント)の利下げを実施。
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トルコ |
6.50%
08年11月から09年11月にかけ、計13回利下げ(16.75%→6.50%)。10年5月、危機対応からの出口戦略の一環として、多めに供給してきたリラ流動性調整のため、金利を固定(O/N借入金利+50bps)し、取引総額を一定額とする1週間のレポ取引を開始。
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ロシア |
7.75%
08年11月、12月に、為替防衛のため、各1.0%ポイントの利上げを実施し、13%とした。09年4月以降は段階的に利下げを実施。4月、5月、6月、7月に、各0.5%ポイント、8月に0.25%ポイント、9月に2度(0.25%ポイント、0.5%ポイント)、10月、11月に各0.5%ポイント、12月、10年2月、3月、4月、6月に各0.25%ポイントの利下げを行い、7.75%とした。
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ポーランド |
3.50%
08年11月に利下げ(6.00%→5.75%)。12月から09年6月にかけて計5回、2.25%ポイント利下げ。
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ハンガリー |
5.25%
08年10月22日に為替防衛のため3%ポイント引き上げ、11.5%。その後利下げに転じ、11月25日、12月9日、同23日、09年1月20日にそれぞれ0.5%ポイント、7月27日に1.0%ポイント、8月24日、9月28日、10月20日、11月23日にそれぞれ0.5%ポイント、12月21日、10年1月25日、2月22日、3月29日、4月26日にそれぞれ0.25%ポイント引き下げ、5.25%へ。
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チェコ |
0.75%
08年8月にコルナ高に対応し利下げ(3.75%→3.50%)。以後、11月、12月、09年2月、5月、8月、12月、10年5月と、計7回、2.75%ポイントの利下げを実施し、0.75%へ。
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ブラジル |
10.25%
09年1月21日に1.0%ポイント利下げ。さらに、3月11日に1.5%ポイント、4月29日に1.0%ポイント、6月10日に1.0%ポイント、7月22日に0.5%ポイントの利下げを実施し、8.75%へ。10年4月28日に0.75%ポイントの利上げを実施し、9.50%へ。10年6月9日に0.75%ポイントの利上げを実施し、10.25%へ。
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メキシコ |
4.50%
09年1月以降7月まで7回、計3.75%ポイントの利下げを実施し、4.5%へ。
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